誠信書房様の新刊単行本です。
A5判、136頁、ソフトカバー仕様
数多の著作をお持ちの杉山登志郎先生編著、
臼井千恵先生、外 須美夫先生、松木 繁先生の著書になります。
本書もこちらと同じく編集者・K様との仕事。
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誠信書房様との装丁仕事_2
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以下、本の内容紹介より引用、
子どもの発達障害とトラウマ治療の
第一人者である編者が悩まされているのが、
重症のトラウマを抱える患者が
難治性の慢性疼痛に移行していく問題である。
痛みという、本来は生存のために働く装置が、
生活を著しく悪化させる慢性疼痛は、
精神的なアプローチからもしっかりと取り組むべき問題である。
本書では、慢性疼痛への精神療法をテーマに定め、
トラウマ処理、CBT、臨床催眠、東洋医学的アプローチなど、
各領域の専門家による最新の知見と臨床的試行を紹介する。
ここまで。
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装丁に関して、担当のK様からは、
慢性疼痛だけど、あんまり痛い感じじゃないほうがいいかなと。
シンプルで品のいい感じを希望します。
とコメントをいただきました。
また、同じテーマで症例編も控えており、
2冊展開としてのデザインも念頭においてくださいとのことでした。
デザイン面、上にもありますが痛いギスギスしたイメージではなく、
ソフトな雰囲気を意識しております。女性寄りと申しますか….。
白地を生かしスミ(文字)部分を少なくして、重い感じにならないように。
色(相)の組み合わせは、ビビッドではなく中間色どうしで。
スミ文字をあまり使わないデザインは、
現在の装丁の流れの一つにあると思います。
今回の装丁、著者の方にも大変喜んでいただきました。
デザイナー冥利につきますね。
(次の症例編でプレッシャーがかかりますが)
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トラウマ等が原因の慢性疼痛、その中には、
日常生活に著しい支障が生じている症例もあるようです。
難治性疼痛症例への精神療法がテーマの本書が
多くの方たちへの快方の一助になると幸いです。
ぜひにご高覧ください。
1.31頃発売予定
装丁担当